生ごみ堆肥

5月4日、自治会でお煮しめを作ったのだが、そのときに出た野菜くずを密封容器に入れてEMぼかしをかけておいた。なんと、18リットルの容器2杯分になった。今日で、11日目だが、あまりにも天気がよかったので、土に入れることにした。畑まで持っていく元気がなくて、庭に返すことに。

蓋をあけると、甘酸っぱいにおいがして白いカビが生えている。通常、漬物のニオイと表現するが、発酵がうまくいくと、こんなにかぐわしいのかと驚く。発酵がすすみ、限界点に達すると状況は腐敗に入る。この生ごみが「うんち」臭くなる。それは、失敗。この経験をした人は、大方EMでの生ごみ堆肥化を否定的にとらえる。でも、いろいろと経験していくと、・・食べたくなるような発酵生ごみ堆肥が出来上がる。しかも、簡単に。

竹やぶを開墾した庭なので、従来からよい微生物がいたとは思うが、根っこだらけでスコップも入らずに花も植えられない土だった。が、おいしい生ごみ堆肥を土に入れて、うすく土をかぶせ、いらなくなった毛布をかぶせておくと(猫や犬よけに)、あら、畑と同じように庭にもミミズが大量にわいている。小さな動物たちも元気に動き回っているではないか。そして、シャベルで土が掘れるようになってきた!庭のかたすみのコンポスト

神奈川新聞によれば、小田原市のごみ焼却埋立地は、残り10年。生ごみを焼却しても、灰にはならないとはいえ、最悪ごみ収集ができなくなりましたといわれた時、もっとも扱いに困るのは、毎日必ず出る生ごみ。そもそも大量の水をエネルギーをかけて燃やす愚はやめて、調理の仕方や食べ残しを少なくして、それでも残った生ごみは庭のある人は土に還す。この土に花や野菜を植える。生ごみ堆肥化を行うならば、「生ごみ」という「ごみ」がなくなって、土が豊かになり、町がきれいになり、食糧自給率が上がる、まで夢を大きく広げたい。といったら、うちには、「生ごみ」なんて出ません。出来合いのものしか食べないから、と言われた。こちらも問題だ。