[食]生ごみ先生がやってくる


生ごみを切り口に農と食の変革を進める吉田俊道さんとは、10年前仕事で出会った。その頃は、長崎に吉田ありだったが、今では全国区。精力的な講演活動は目を見張るばかりだ。小田原市でも、生ごみ堆肥化モデル事業/「生(いき)ごみ小田原プロジェクト」がスタート。いよいよ、小田原へ来てもらう時期に至るというわけだ。

写真は、我が家の生ごみ。もし、吉田さんなら、バケツに手を突っ込んで、むしゃむしゃ食べてしまうだろうな。「あんたね、こんな捨て方してると罰があたるよ。それにね、栄養のあるとこを捨ててるんだから、野菜を食べても栄養失調になってるよ」なんて早口でまくし立てるだろうが、その後で「でも、あなたは忙しいからね、冷蔵庫で腐らせなかっただけでもえらい」とか、誉めて?くれるかも。

しみじみ眺めると、まだ食べられるものが入っている。ごめんなさい。救いといえば、生ごみを燃やさないで、畑の中に入れることかな。私は、EMぼかしをふりかけて発酵させるが、吉田さんは地域にある資材を使えばいいといっている。なによりも、吉田さんの目的は、有機農業の推進にあり、そのためには、ひとりひとりが生ごみを土に還し、野菜を1種でも2種でも栽培する経験をすることが大事だと。まずは、学校と家庭。次に小田原の大地のための有機資材づくりを行う生ごみリサイクルだ。いかにも、小田原で今検討されている生ごみリサイクルと同じではないか。「小田原らしい生ごみリサイクル、やろうじゃないの」と台所を預かる主婦が思ってくれたらいいな。


●「生ごみは宝だ!」
 生ごみリサイクルで元気野菜づくり
 9月23日(木・祝日)小田原市民会館 6階会議室
 1時30分開場 2時〜4時まで
 講演 吉田俊道 大地といのちの会代表
 発表 生ごみリサイクルをしている小田原市
 対談 加藤小田原市長と吉田さん  
 主催 おだわらを拓く力
 参加費 500円

こんなサイトで吉田さんが話している。
http://www.kaitouchearth.jp/interview/yoshida/