野菜ネットワーク

福島県内の子どもたちの放射能検査で高い数値を出しのは、自
給農家の野菜を食べていたというニュースは、本当につらい。きっと、おじいさんやおばあさんが作った野菜を食べていたのだろう。このぐらいの数値が出たけど、孫に食べさせていいかと相談を受けることがある。専門家ではないので、なんともいえないが、今年は食べさせないほうがいいね。というと、本当に悲しそうな声になって・・電話が切れた。それから、1年4ヶ月もたって、福島の農業もその周辺の農業も先が見えない。それは、同時に子どもたちに何を食べさせていいか不安をかかえる家庭の悩みも消えない。原発事故は、弾じても弾じ切れないほど罪が深い。子どもたちに汚染していない野菜をどうやってまわしていけばいいだろうか?当然、農家の経済を無視はできない。無農薬。無化学肥料・EM堆肥を使う高知の山下一穂さんが、昨日の会場で、一般には10品目2800円(山下さんは、安売りをしない。でも、この価格では、若い家庭では手がでないだろう)のお野菜をとても安く提供してくれたが、原発事故があってもなくても農業はたいへんな情況だ。食べる側と作る側が手を携えて沈んでいかないようにどうにかしようと会議を行ったが、まだ先は見えない。農地がなくなり、病人が増えていかないようにするにはどうすればいいだろうか。