モンサントの不自然な食べ物

食のグローバル企業・モンサントの不自然な食べ物は、文明の行き詰まりの象徴で、へたをすれば人類を滅ぼす。枯葉剤、PCBそして遺伝子組み換え、どのぐらい恐ろしい企みなのだが想像もつかないが、原発と同じで巨大な利権構造を倒すことができない。その怪物に挑んだのが、フランスの女性ジャーナリスト・マリーモニク・ロバンだ。彼女が、インターネットを使って、モンサントの顧問弁護士、おかかえ科学者、それに対して危険を訴える科学者、市民活動家などの情報を集め、取材していく。問題意識を持つ人ならば誰でもできるような気がする。日本人の場合、英語が大きな壁になるが、語学に秀でた日本人も最近はそれこそゴロゴロしている。力を合わせれば、なんとかなりそう。そんなことを映画を観ながら想像していたが、ふと思い出したのが、ある会合で、国会前の脱原発集会の女性たちの声を民主党の仙石由人が、「まるで子宮からの声のようだ」とつぶやいたという話だ。いまだに女というと子宮を思い起こし、子宮でしかものを考えていないと考える男が国会にいるとは。ことここに至っても原発に依存する男性原理は、非論理的、知性のかけらもない。いったい、どこで考えてるんだあ。
おっと、話題はモンサントでしたね。イネと大豆の遺伝子組み換えは、日本を狙っている。遺伝子組み換えの安全は科学的に証明されていない。予防原則に従い、絶対にダメだ。モニク・ロバンは、今年の6月衆議院議員会館での上演会で、ビデオレターで議員たちにメッセージを送っている。まさかと思うが、美人だがおっかないおばさんだなぐらいの意識で眺めたのではないかな、男性議員は。失礼、仙石のような男性議員ばかりではないか。日本の不自然な国会。