アメリカ産大豆の納豆

newmoonakiko2007-10-22

昨年の統計によれば、納豆になる大豆の7割がアメリカ産だというから、売り場に並ぶ納豆が10コ種類あれば、そのうち7コがアメリカ産大豆を原材料にしていることになる。これは、主婦のカンだが、最近その割合が9割方になっている感じだ。国内産大豆を原料にした納豆を探すほうが難しい。金額は、国内産の納豆はアメリカ産の納豆の2倍だ。どうも、アメリカでできる大豆は小粒のようで、小粒納豆という表示が多い。食べ比べてみれば、味は格段に違う。たぶん、アメリカでは、日本人がどんな納豆が好きか、リサーチ済みなのであろう。でも、違う。まぁ、それはいいとして、自分が口にしない作物を作る農民(アメリカの場合、労働者という感じがする)は、どんなもんだろう。小麦やとうもろこしを作ったほうがいいように思うのだが。アメリカ人に主食はないのか?だいだい、すでにアメリカの食糧自給率も低下する一方で、自国の土地をお金になるバイオ燃料用に使い、安い中国産を輸入している。「得体の知れない食べ物・日本の納豆」のために大豆をいつまで作り、輸出するか、それは、アメリカの都合による。大豆も価格競争で完全に負けたということのだろう。なんだかね。でも、今放作地で大豆を作り、自分で味噌にする運動も各地で盛んに行われてきた。納豆はどうだろうか。

北海道納豆は、国内産大豆。このネーミングでは、アメリカ産大豆は使えない。