ダイコン初荷

newmoonakiko2007-11-07

三浦半島は、その名の通り三浦大根の一大生産地だ。が、太い、重い、たくましいは、流行らない。大根1本を食べ切ることさえ、できなくなってしまったのだから。三浦大根の生産量は、急激に少なくなったが、それはそれ、大根作りのノウハウは、さすがだ。これは、青首大根。切っているのは、三浦の野菜をまわす役目のNさん。東都生協やアレフなどに三浦の野菜を届けている。今年の大根ができたよ!と彼もうれしそうだ。野菜の中間マージンなど、たかが知れているが、今までの市場の役割を誰かが果たさなくては、農家がつぶれてしまう。野菜をまわしていくというのは、本当に大変だ。商売と思っては、やっていけない。ガソリン代がでるか、というところから始まったが、継続は力なりだ。だんだんと、引き合いが増えてきたのだ。小田原のお八百屋さんが、現地まで車で仕入れにいって、板橋の路上で販売すると、人の足がとまって、野菜はすぐに売り切れてしまう。八百屋さんも、儲けを度外視しているが、なんだか、楽しそうだ。こういう関係には、フェアトレードが成り立つのではないかと思う。また、成り立たせなくては。さて、おすそわけにもらった大根で、おでんでもしようか。急に寒くなった。