自家製干し柿

newmoonakiko2007-12-04

小春日和の中、Nさんが渋柿をもぐというので、お手伝いに行く。昨日、ご馳走になったNさんの干し柿に魅了された。粉を吹いた表面の硬い干し柿もいいし、ねっとりとした柔らかい干し柿も好き。しかし、この干し柿は、硬くも柔らかくもない、ちょうどの歯ごたえの感触。皮むき器で剥いたために縦に筋が入っている。わざと残した皮が、あめ色できれいだ。風と光で、あの硬い柿がこうなる。渋みも消えて、実においしい。農家の軒の下ならぬ、マンションのベランダでも出来る。段ボール一杯の柿を頂いてきた。さて、こんなふうに上手にできるのか?やってみる。

午後は、小田原市民会館で「新老人の会」小田原フォーラムがあった。新老人運動の提唱者、日野原重明さん97歳が講演。最終的には、憲法改正を視野に入れた平和運動であることが、頼もしい。肺結核のため徴兵を免れ、生き残ったものの勤めという確たる信念が、説得力をもつ。無抵抗主義のガンジーにならい、愛と犠牲(耐えると日野原さんは、表現されていたが)の精神は、いまや日本の良心といえよう。あらゆる束縛から解き放たれた晩年こそ、それぞれの人間の使命を達成できる時間だ。世界で一番の少子高齢化社会の日本だからこそ、世界に貢献できる役割があると。ご老人が、経験と知恵を生かす本来の長老の役目をしてくれたら、どんなによい社会になるだろうか?