手前味噌

１月末に仕込んだ味噌が、いよいよ熟成してきた。暑い夏でも、カビは生えず、実に育てやすい味噌であった。ただ、７月ごろ、醤油のような水が容器から溢れて、台所を汚した。若い味噌も、きゅうりにつけて食べた。９月に入って、いよいよかな、と思ったが、まだ塩が馴染んでいない感じがした。しかし、寒くなって、急に旨味がでてきた。｢どう？おいしいね」と味噌汁を出すたびに息子に言って、うんざりされている。

小田原の天候は、味噌づくりに合わない。共同の味噌蔵を作ろうという提案があった。味噌蔵？私は、一生分のお味噌を作ったから、蔵はいらないといったら、「そんなもん、みんなにあげたら、すぐになくなるよ」と言われた。しかし、味噌って口にあう、あわないがあるから、差し上げるのは、遠慮していた。お口にあわないかも・・といいながら、自慢しちゃおうかな？特に味噌など作ったことがないと推察される都会の女友達に、かな？

で、また頂戴とか言われたら、蔵が必要になりますね。